ご注意ください。無料のアダルトサイトを利用したことで、ワンクリック詐欺やウイルスなどのトラブルに巻き込まれた人が増えています。
人の三大欲求である『性的欲求』を満たすために、多くの人は、一度はアダルトサイトを利用したことがあるでしょう。一般的に、アダルト動画や漫画は男性向けに作られていますが、最近では女性のニーズに合わせたアダルトコンテンツも増えてきています。
時代とともに、以前よりも女性がアダルトコンテンツを利用することに抵抗が少なくなり、女性ユーザーが増えている反面、アダルトコンテンツに慣れない女性が無料アダルトサイトの罠にかかってしまう事例もあります。
今回は、女性向けサイトに限らずですが、無料のアダルトサイトを利用することがどれだけのリスクがあるのか、またそれによる被害の例や対処方法について説明していきます。ぜひ最後までご覧くださいね。
Contents
無料アダルトサイトが危険な理由
アダルトサイトを利用する上で『あまりお金をかけたくない…』と思うことは自然ですが、無料のアダルトサイトを利用する場合は、そのリスクをきちんと理解しておきましょう。
無料アダルトサイトの中には違法アップロード業者もいる
ちょっと冷静に考えると分かると思いますが、商品であるアダルト動画が無料なのは少しおかしいことですよね。アダルトコンテンツを無料で提供しているサイトはボランティアなどではありません。
一般的な優良アダルトサイトでは、商品であるアダルトコンテンツ（動画や漫画など）を販売しないと利益になりません。
では、なぜ無料のアダルトサイトがあるのでしょうか？
それは、数あるアダルトサイトの一部は違法サイトの存在があります。本来は有料のコンテンツを違法にアップロードしているから、無料で提供しても痛くもかゆくもないという訳なんです。
一部の違法アダルトサイトでは、ユーザーに無料で動画ダウンロードまたは視聴させて、その中に仕込んであったウイルスやマルウェアに感染させ、個人情報を抜き取る手法をとっています。
商品のほんの一部が無料なら分かりますが、多くのコンテンツを無料で提供している、また動画のサンプルだけではなく動画の一部始終を無料としているサイトには十分に気を付けましょう。
『アダルト動画にお金をかけたくない』という心理を逆手に…
多くの人は、アダルト動画や漫画を少し楽しむためにわざわざお金をかけたくないと思っているため『無料』という言葉に引っかかってしまう事例が多発しています。
特に、アダルトコンテンツにお金をかけにくい学生の方や、クレジットカードを所持していない新社会人の方、お金に余裕があまりない子育て世代の方などの被害が多いと聞いています。
また、ネットの操作に疎く、ネット情報に乏しい年配の方も被害にあいやすい傾向です。
無料アダルトサイトでクリックすると危険なボタンとは
一部の違法アダルトサイトでは、URLをクリックしただけで何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があります。以下で、どのようなボタンやURLをクリックすると危ないか例をあげます。
- 怪しいサイト内のURLやリンク
- 怪しいサイト内の画像広告
- 突然出てくる広告
- 動画のダウンロードボタン
- 無料動画の再生ボタン
- 『18歳以上ですか？』の確認ボタン
違法サイト、つまり詐欺サイトでは、無料動画の再生ボタンや広告等のボタンを押すと同時に、ウイルスやマルウェアを感染させて、ユーザーの個人情報を抜き取られる被害が増えています。
また、アダルトサイトにアクセスする際の『１８歳以上ですが？Yes/No』のボタンにも、仕掛けがあるケースもみられるため、怪しいサイト内ではどの部分にウィルスやマルウェアなどが仕組まれているか分かりません。
『このサイト大丈夫かな？』『このサイトは怪しいかも？』と少しでも思ったら、すべての広告やボタンを押すことなく、そのサイトのページを離れたほうが無難です。
クリックしなくてもマルウェアに感染することがあることも知っておく必要があります。ボタンや広告をクリックしなくても、アダルトサイトにアクセスするだけでマルウェアに感染する悪質なものも存在するため、気づかないうちに勝手に感染している事例も多発しています。
無料アダルトサイトでよくある被害
次に、無料アダルトサイトでよくある詐欺の種類や手法について説明していきます。
マルウェアに感染
マルウェアとは、ウイルスを含むあらゆる種類の悪質なソフトウェアの総称で、個人情報やWEBの閲覧履歴を勝手に収集する『スパイウェア』や、一見普通そうに見えるソフトウェアに偽装してパソコンに侵入、データ消去や情報流出などの動作が勝手に行ってしまう『トロイの木馬』などがあります。
マルウェアに感染することで、個人情報を抜き取られる可能性があることや、パソコンを起動させる度に料金請求画面が表示されるなどさまざまな被害が起こりえます。
また、『あなたのパソコンはウイルスに感染しました。駆除するために〇〇のセキュリティソフトを１０万円で購入してください。（または〇〇に電話してください）』などの表示が出ることがありますが、絶対に購入や連絡をしてはいけません。
電話をかけてしまうと１０万円などの高額な請求をされてしまいます。家族と共有しているパソコンや、スマホなどでそのような悪質な表示が出てしまうと、他の人にバレたくない思いで電話をかけてしまう人が多いです。
『ウイルスに感染しているのでサポートセンターに電話してね』というのはウソなのでご注意を。
ワンクリック詐欺
ワンクリック詐欺とは、URLや広告をクリックしただけで、あたかも契約が成立したように見せかけるページを表示させ、多額の料金請求をする手法です。
最近では、カメラのシャッター音（または警告音など）がいきなり鳴って『あなたの顔を登録しました。〇日以内に支払いを完了させてください』と料金を請求される事例もあります。
さらに、IPアドレス（ネット上の住所のようなもの）を表示することで、ユーザーの情報を特定しているかのように見せかける手口も主流です。
高圧的な文面が多い傾向で、ひどいケースでは『支払わなければあなたの家に押し掛ける』ような内容もみられます。
ワンクリック詐欺は、アダルトサイトや出会い系サイトに多く見られ、家族などにバレたくない思いから多額の請求金を支払ってしまう人も多いとのこと。
同意のない１回のクリックで契約が成立したり料金が発生したりすることは法律上成立しません。同意を求めていない請求は支払う必要がありませんので安心してください。
詐欺アプリをインストールさせる
詐欺サイトでユーザーに動画を視聴させておいて、『さらに動作も良くして見たいならこのアプリをダウンロードしてくださいね』という手法です。
騙されて詐欺アプリをダウンロードしてしまうと『〇日以内に〇万円支払ってください』などの請求があります。また、『期限に間に合わない場合は、何十万円払え』という内容が多く、焦って支払ってしまうケースがあります。
退会処理しようにも、退会費を請求されるケースもあり非常に厄介なケースです。また、アプリ自体を、本物のゲームアプリや公式アプリのように模倣して作成されていることが多く、素人には本物か偽物か判断がつかない場合があります。
万が一、怪しいアプリをインストールしてしまったら、何も指示に従わずにアンインストールしましょう。
騙しリンクでたらい回しされ有料サイトに誘導される
再生ボタンや見たいアダルト動画をクリックすると、動画が再生されず違うページにいってしまい、それを何回か繰り返し最終的には有料サイトに誘導される手法です。
『画像を見ているうちに、申し込んで料金を支払え』や『この動画は有料です』などの案内が表示され、料金を支払うはめになるケースがあります。
しかも、もともと見たかった動画や画像ではなく、異なる内容の動画や、あきらかに画質が悪い動画を買わされてしまうことも。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、例えば三菱UFJ銀行などのメガバンクや、ドコモやソフトバンク、クロネコヤマトや佐川急便など、誰もが知っている有名企業になりすまし、個人情報やパスワードを騙し取る詐欺のことです。
その偽サイトはかなり巧妙につくられていて、本物そっくりなため素人じゃ見分けがつきません。『未払いの情報があります』や『パスワードの確認』、『お届け物がありますが不在でしたので…』などといってユーザーのIDやパスワード、クレジットカード情報を抜き取る手法です。
国内大手アダルトコンテンツ配信サイトのFANZAやFC2の偽サイトも確認されています。本物か見分けがつきにくいため注意が必要です。
無料アダルトサイトで被害にあわないための対策
海外のアダルトサイトにはアクセスしない
すべて英語等で表示される海外サイトはできるだけ触らないほうが良いでしょう。英語に自身がある人ならともかく、知らないうちに何らかの支払い契約を結んでしまう恐れがあります。
海外サイトでは、画像や動画の再生ボタンから違うページに飛ばされ、最終的に有料ページへ誘導されることも多いです。英語が良く分からないことを利用される可能性があります。
日本語がおかしいサイトを利用しない
日本語で表示されているのにもかかわらず、その日本語がおかしいサイトがあります。『少し違和感がある…』『この日本語の使い方おかしくない？』と違和感を感じたら、それは外国人が詐欺やウイルス拡散目的で作ったサイトかもしれません。
外国人が作る詐欺サイトの多くは、翻訳サイトを利用した日本語を使っているので、めちゃくちゃな日本語や妙に違和感を感じる表現が使われていますので注意が必要です。
変なサイトのボタンや広告をクリックしない
アダルト動画を探していると様々なサイトにアクセスする場合がありますが、初めてのサイトや怪しいサイトでは、広告やURLなどをクリックすることは避けましょう。
特に、無料動画の再生ボタンやダウンロードボタンは押すことで、マルウェアに感染してしまう事例が多発しています。
SSL化されているサイトを選ぶ
SSL化というのは、インターネット上で入力した個人情報のやり取りの際に、その個人情報を暗号化して管理しているという証となります。今や個人情報やクレジットカード情報を取り扱うサイトは必須の項目と言えます。
サイトのSSL化よって情報が盗まれにくくなるため、SSL化されていればそのサイトは健全に運営されているかの判断する上で１つの参考になります。
SSL化されているか確認する方法は比較的簡単です。WebブラウザのURL(ホームページアドレス)欄に『https:～』から始まるホームページアドレスが表示され、鍵マークが表示されていればSSLによる暗号化が行われています。『http:～』のサイトはSSLを取得していません。
| SSL化 | 説明 |
|---|---|
| SSL化されている | https://www.〇〇〇〇.com |
| SSL化されていない | http://www.〇〇〇〇.com |
また、ChromeやFirefoxなどのブラウザでは、アドレスの左のiマークや鍵マークをクリックすると『安全な（保護された）接続』などと表示されています。反対に、SSL対応していないサイトのアドレスは『http』から始まり『このサイトへの接続は保護されていません』などと警告が表示されます。
よく飲食店などのフリーWi-Fiを利用する機会が増えていますよね。その際に常時SSL化されていないサイトにアクセスすると、悪意ある第三者に閲覧情報を盗聴されたり、なりすましの被害にあったりする危険性があります。常にSSL化されたサイトなら、通信経路が暗号化されているため盗聴などの危険性はまずありません。
クレジットカード支払いが可能なサイトを選ぶ
クレジットカード支払いが可能なサイトというのも1つの判断材料となります。なぜなら、VISAやMasterCardなどのクレジットカード会社は、提携する際にその会社を審査するからです。
クレジットカード支払いは不可で、銀行振込やプリペイドカード支払いなどごく一部の支払方法しかできないアダルトサイトは利用しないほうが得策でしょう。
ワンクリック詐欺や偽セキュリティ会社の業者に連絡しない
ワンクリック詐欺などによって『セキュリティ会社に連絡してください』や『支払えない場合は相談窓口に電話してください』など電話番号が表示されることがありますが、これらはすべて詐欺会社につながる電話番号ですので決して電話をかけないようにしましょう。
電話をかけてしまうと、うまく口車に乗せられ支払いをしてしまう可能性が高まる上に、電話番号からあなたの住所や本名がバレてしまう恐れがあります。特にスマホからの電話は、LINEと紐づけられているため本名がバレやすいです。
初めて訪れるサイトは調べてからアクセスする
Googleなどで、えっちなワードで検索をしていると初めて見るサイト名や、怪しいサイト名がゴロゴロ出てきます。しかし、Google検索で出てきたサイトだから大丈夫というわけではありません。Googleの包囲網をすり抜けてくる違法アダルトサイト業者もたくさんいます。
『初めてみるサイトだけど興味がある…』というページやサイトをみつけたら、まずはアクセスせずに、そのサイトの口コミなどを調べてみましょう。
有料の国内大手アダルトサイトだけを利用する
上記では、違法アップロードを行っているアダルトサイトや詐欺アダルトサイトの特徴や予防策について解説しましたが、もちろん安心して利用できる優良なアダルトサイトも存在します。
安心・安全に利用できる1番のポイントは『国内の大手アダルトサイト』を選ぶことです。TSUTAYAや楽天のトライアルは有名ですよね。国内再大手のアダルトサイトといえばDMMグループ傘下のFANZAは多くの人が利用しています。
アダルトコンテンツが有料という部分もポイントです。無料ばかりのサイトはやはり何か裏があることが多いため、お金を払って安心・安全を買うということが詐欺などのトラブルに合わないための一番の解決方法です。
まとめ：女性向け無料アダルトサイトは危険！国内大手サイトの利用が一番安全です
いかがでしたでしょうか？今回は無料のアダルトサイトに潜む危険性やリスクについて解説させていただきました。
女性向けに限らずですが、無料のアダルトサイトは危険が伴います。もちろん中には善意でというサイトもありますが、見分けがつかない人はそういった無料のサイトは利用しないほうが得策でしょう。
さらに、女性向けのアダルトサイトはまだまだ少ないことが現状です。なかなか好みの動画や漫画が見つからず、さまざまなサイトにアクセスして好みのオカズを探す傾向があります。
特に、無料の画像や漫画を探している人は要注意。いろいろなサイト内のボタンをクリックする回数が増えるため、その分、何らかの詐欺やウイルス感染の被害にあう確率が高まってしまいます。
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