オーガズム=イクといっても、その方法や感じ方は人それぞれ。人によっては、クリトリスへの刺激で外でしかイクことができなかったり、ペニスやバイブの挿入で中イキしやすい人もいます。
よくあることでは、外イキは出来るけど中イキは体験したことがない…といった女性が多いですよね。
あるアンケートでは、『中イキを経験したことがありますか?』の質問に対して、約20%くらいの女性しか中イキを経験していないと回答がありました。おおよそ5人に4人の人は、中イキを経験していないことになります。
中イキは外とは違う気持ちよさも感じれるため、『どんな感じなんだろう…』『わたしも中イキを経験したい』と実際に中イキに興味がある女性も多いです。
そこで今回は、外イキや中イキの違いや、クリトリス・Gスポット・ポルチオのそれぞれの特徴、オナニーで外イキ・中イキするコツについて解説していきたいと思います。ぜひ最後までご覧くださいね。
Contents
外イキ(クリイキ)とは
まず、外イキと中イキの違いについてです。
外イキと中イキには様々な見解がありますが、一般的には『外イキ=クリトリス』または『外イキ=クリイキ』、『中イキ=Gスポット』と認識されています。それぞれを刺激することでオーガズムを感じますが、外イキと中イキでは感じ方が異なります。
外イキはクリトリスを刺激する
クリトリスとは、女性器の中で一番上(外側)にある性感帯のことで、別名で『陰核』と呼ばれています。
外イキへ導くクリトリスは、女性器の中でも1番刺激しやすく、さらに気持ちよくなりやすい場所です。
クリトリスは男性器の亀頭にあたる部分で、性的な快感を引き起こす神経が8000以上も集まっていると言われており、初心者でもイキやすい器官と言われています。
クリトリスの外側には包皮と呼ばれる皮膚があり、この包皮にある程度包まれている状態です。外側の皮をむくことでクリトリスが外に出てきます。直接クリトリスに刺激を与えることでより快感を得ることができるでしょう。
外イキは男性のイクとよく似た快感
もともとクリトリスは、体内にある性感帯の一部が外に飛び出たものです。神経組織と血管が集まった海綿体構造で、男性の陰茎(ペニス)に相当します。
クリトリスで外イキするときの感じ方の特徴は、登り詰めたような感覚から一気に電気が走るような気持ちよさです。
絶頂と表現される場合もあり、外イキは瞬間的にイケるので、一瞬頭が真っ白になるのが最大の魅力です。男性が射精(イク)ときの感覚とよく似ているといわれています。
オナニーで外イキする方法
クリトリスのオナニーは人によってやり方も様々です。
指だけでするにせよ、ラブグッズを使うにせよ、急に直接クリトリスを触るよりも、まずは下着や服の上から優しく刺激を与えていく方法がおすすめ。もし、気持ちよく感じない場合は、クリトリス周辺を優しくマッサージして血行を良くするところから始めてみましょう。
徐々に気持ちが高ぶってきたり熱く感じてきて濡れてきたら、愛液で濡らした指でクリトリスを優しく触ってみましょう。下からなで上げるようにそっとです。ローターを使用する場合でも、最初は『弱』から始め、徐々に強さや当てる場所を変えて刺激を強めていきましょう。
中イキ(Gスポット)とは
中イキとは、一般的には『Gスポット』といわれる部分を刺激することでオーガズムを感じることができます。外イキとは異なり膣にペニスや指などを挿入して刺激ます。
Gスポットでのオーガズムは、体の内側から広がるような快感を得ることができ、クリトリスへの刺激とはまた違った感覚を体験できます。
中イキには2種類あり、よくGスポットとポルチオを混同しがちです。一般的には『中イキ=Gスポット』、『奥イキ=ポルチオ』の認識ですが、どちらも『中イキ』と表現されることもあります。
Gスポットの場所について
Gスポットは尿道海綿体のことで、膣前壁3cm~5cmくらいのところにあります。
だいたい第二間接くらいまで膣内に指を入れたあたりです。指で触ると『少しザラっとした感じ』や、もしくは『ムニャっとした感じ』の部分が見つかると思います。そこがGスポットです。
女性の性感帯ではクリトリスに次いで有名で、『スポット(場所)』という名がついているくらいなので、クリトリスのようなピンポイントではなくエリア(範囲)を指します。この範囲の大きさは個人差もありますがコイン程度の範囲が一般的です。
中イキ(Gスポット)の感じ方
では具体的に、Gスポットによるオーガズムはどのような感覚なのでしょうか。
・下腹部の奥底がうねるような快感がある
・下半身全体が気持ちよく、あたたかくなる
・体の中にじんわりと気持ちよさが伝わる
・何か出そうになる
Gスポットオーガズム(膣イキ)はGスポットを中心に骨盤神経へ広がっていくため、上記のような感覚になる傾向があります。
Gスポットでの中イキは、体の内側から湧き上がるような快感が特徴です。Gスポットで中イキをしたときは『足に力が入らなくなってガクガク痙攣する』『急にふわっと全身の力が抜ける』など、外イキとはまた違う感じ方をする人が多いです。
Gスポットは、クリトリスのようにもともと敏感な性感帯ではなく、セックスやオナニーでの開発によって磨かれる性感帯です。Gスポットで強い性的快感を感じてオーガズムを得るには少し訓練や練習が必要になります。
中イキ(Gスポット)と潮吹き
尿道海綿体であるGスポットを刺激し続けると『おしっこがしたくなるような感じ』になる場合があります。Gスポットを刺激されることで快感を伴いながら体液が排出されることがあります。それがいわゆる『潮吹き』です。
潮吹きとは、尿道からの体液排出現象を言いますが、尿の成分とは異なります。 オーガズムに達しようとする場合やGスポットを刺激することにより尿道から排出されることで潮吹きの状態に。
潮とおしっこは限りなく近い成分でパっと見では分かりにくいです。一番簡単な見分け方としてはアンモニア臭の有無です。潮はほぼ無臭で、おしっこには刺激臭が伴います。色にも違いがあり、潮はほぼ無色ですがおしっこは黄色っぽい色をしています。
Gスポットを刺激されることで、最初はおしっこが出るような感覚に抵抗感がありますが、それを過ぎると、とても強い快感が得られ、ここで感じることができるようになれば、セックスの挿入でも、より大きな性的快感を得られるようになります。
『セックス中におしっこ?みたいなのが出てしまうと恥ずかしい』
『ベッドを汚してしまうかも』
『潮じゃなくておしっこかもしれない..』
などなど、このような不安を感じているためGスポットへの刺激や開発に抵抗がある人も。
女性の方は、潮を我慢せずセックスを楽しんでください。ほとんどの男性は女性の潮吹きに対して嫌悪感はありません。むしろ女性の潮吹きでさらに興奮します。女性を潮吹きさせることは男性のテクニックの1つで相手の自信に繋がります。
奥イキ(ポルチオ)とは
中イキスポットの中でも最も気持ちよくなる性感帯で、その快感は全身がビクビクするほど。ポルチオイキを体験した女性の多くは、奥イキにハマってしまうほど。
ポルチオは、膣の奥にある子宮が少し出ているような部位ですが、実際には分かりにくいので、図解で具体的に解説します。
ポルチオの場所
『ポルチオ性感帯』は、上の図にもあるように、女性の膣の奥の子宮口のあたりにある性感帯です。子宮頚部のうち、膣側に飛び出ている部分(子宮腟部)にあたります。ポルチオの頭文字をとって『Pスポット』と呼ばれることもあります。
膣口から子宮口にかけての長さは人それぞれなので、ポルチオの位置は人によって違うと言われています。身長や手足の大きさが人それぞれ違うように、性感帯の位置も人によって少しずつ違うのです。
ポルチオの場所には個人差があるので、比較的浅めの人もいれば、わりと深い位置にあるという人もいます。ポルチオの場所が分かりにくいため、セックスやオナニーなどを通して、ゆっくり時間をかけて探してみてください。
ポルチオでのオーガズムについて
ポルチオでのオーガズムは『奥イキ』とも言われ、クリトリスでの『外イキ』やGスポットでの『中イキ』とは違うものです。ポルチオでのオーガズムは、快感を得られる時間が長いことが特徴です。
1度ポルチオでイクと、中で連続でイキ続けることができその快感の波が深く、またその波が次々に起こるのが特徴です。
ポルチオ性感帯は、女性の中イキスポットの中でも最も気持ち良くなる性感帯であり、その快楽は、全身をビクビクさせるほどの衝撃があります。
さらに、ポルチオ・オーガズムは、肉体的な快楽だけではなく、精神的な快楽にも影響します。女性が『精神的な幸せ』も感じるオーガズムとも言われています。頭が真っ白になり、ほどよい脱力感とともに幸福感と満足感も得られる場合もあります。一度はまってしまったらやめられない気持ちよさです。
ポルチオを開発する方法
ご自身でポルチオを開発する場合、自分の手でその部分を確認しなければ意識することが難しいので、焦らずゆっくり場所を確認していきましょう。
- 指を入れてポルチオを確認する
- アダルトグッズを使用してポルチオを刺激する
- 男性器でポルチオを刺激する
ポルチオは自分の指でも確認することができます。体育座りのような体制から股を広げ、膣が濡れた状態で指を置くまで入れてみましょう。少し他の部分と違う感覚があったらその部分がポルチオです。
膣の長さは約8~10cmあり、指が短い人では届かないこともあるので、その場合は挿入する角度や位置などを工夫してみてください。膣の奥まで届くアダルトグッズを使用すると簡単に刺激できます。(※記事下記で奥イキにおすすめのラブグッズを紹介しています♪)
男性とのセックスでポルチオを開発していく場合は、男性器が奥にあたりやすい体位を選びましょう。男性器が奥にあたりやすい体位はいくつかありますが、まずは後背位(バック)で試してみましょう。
女性は手をついて四つん這いになり(または上半身だけベッドに寝そべり)、男性は後ろから男性器を挿入してください。腟道がまっすぐになり、男性器がポルチオに到達しやすくなります。挿入角度を調整し、奥を圧迫するようにして、特に最初はゆっくりとペニスを押し付けるように奥を刺激します。
ひとりエッチで気持ち良い外イキ・中イキするコツ
『外イキ』『中イキ』『奥イキ』など、女性には様々なイク方法があることが分かりました。それぞれのポイントとなる部位や刺激方法が異なるため、イくためにはそれぞれ別々の方法で練習する必要があります。
ここでは、ひとりエッチで『外イキ』『中イキ』『奥イキ』の練習方法や、それぞれに合ったアダルトグッズを紹介していきます。
外イキ(クリトリスオナニー)のコツ
クリトリスでの外イキの感覚をつかみたいなら、まずはひとりエッチでチャレンジしてみましょう。クリトリスは刺激に敏感な部分なため、比較的簡単にマスターできると思います。
クリトリスは触ることで自然と快感を得られる場所ですが、『触っていれば勝手にイける』という訳ではありません。人によって気持ちいい触り方が異なるので、焦らしたり、強弱をつけたりしながら、より自分が敏感に感じる方法で『外イキ』を目指しましょう。
クリトリスを触っているとだんだんと膣が濡れてくると思います。愛液を指につけてクリトリスを触るとより感度が高まります。クリトリスの皮を少し剥いて触れるだけでも気持ちよさが格段に上がります。
それでもイけない場合は、ローションやローターなどを使用すると強めの刺激も自由自在となるためおすすめですよ。
また、ひとりエッチをするときの体勢も大切です。イク感覚を磨くには、足をまっすぐピンと伸ばすような姿勢でひとりエッチすると、力みやすくイク感覚をつかみやすいと思います。
中イキ(Gスポットオナニー)のコツ
ひとりエッチで中イキ、つまりGスポットでイクには少し難易度が高まります。慣れている人は自分の指でもイくことが出来ますが、まだGスポットが開発されていない人には難しいと思います。
まずは指でGスポットの場所を確認することが第一ステップです。ひとりエッチで中イキやGスポットを開発したい方は、専用のアダルトグッズを使うと比較的スムーズに開発できるでしょう。
膣の形や大きさ、Gスポットの位置は人によって違います。バイブやディルドなどを使って、焦らずじっくり、ココというポイントを探しましょう。
Gスポット開発で使いやすいおすすめのアダルトグッズは、挿入部分がGスポットにあたって、その部分が振動するタイプ。
例えば下の画像のようなアダルトグッズです。
こちらは今流行りの『吸うやつ』といわれる吸引バイブ。クリトリスを吸引しながらGスポットも刺激できる人気のアイテムです。
『吸うやつ』を挿入すると、波になっている部分がちょうどGスポットにあたります。電源を入れると振動し、その振動がGスポットを刺激します。もちろん強弱の調整可能です。クリトリスも同時に刺激できるのでより感度が高まりますよ。
奥イキ(ポルチオオナニー)のコツ
ひとりエッチで奥イキ、つまりポルチオ開発を進めるには、ピストン式のバイブやディルドがおすすめです。これらのグッズを使用することで、男性器でポルチオを刺激しているような、それに近い感覚を体験できます。
ポルチオでの『中イキ』は、膣の奥の子宮口のあたりにある性感帯でオーガズムを感じます。ポルチオでの中イキは、快感を感じられる時間が長いことが特徴です。
クリトリスでの外イキとも違い、そしてGスポットだけの中イキとも違い、中で連続でイキ続けることができるのが明らかに違います。ポルチオはオーガズムの波が深く、またその波が次々に起こるのが特徴です。
まとめ:女性のオーガズムについて
女性のオーガズムには『外イキ』『中イキ』『奥イキ』と種類があり、その刺激ポイントや快楽の感じ方が異なります。
特にGスポットとポルチオに関しては、開発していないと『気持ちイイ』と感じないことも。よりセックスを楽しむため、より満足度の高いひとりえっちのために、まだ開発していない場所がある方は、ぜひ開発にチャレンジしてみてください。
きっと、今までに体験したことがないような快感を得ることができると思います。でも、焦らずゆっくり自身の体を大切にしながら…です!